第1回千重波祭構築

はじめに

今回うみんちゅさん主催の千重波祭に参加させていただき優勝する事が出来ました。

そこで今回初めてではありますが、今後の自分の実力向上のため構築記事を大会での使用感含めて書いていきたいと思います。

今作からランクマに参戦しているため、配分等に変な部分もあると思いますがご容赦下さい。

 

構築

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構築経緯

今回大会に臨むに当たり、どの様な構築が自分に合ってるのかを考え参加資格を勝ち取った「第5回さざなみバトルマッチ」同様、初手で荒らすをコンセプトに構築を組みました。

 

その中で自分が相手のPTにいたら警戒するキノガッサを採用、締めは悪ウーラオスを使うと決めていたので、ガッサ+悪ラオスを軸に構築を考えました。

この2体で最も辛い点はカイリュー、ハバタクカミ、ミミッキュ、鬼火を打つロトムやドラパルト、ヒードランといった環境にも多いポケモンたちでした。そのため変化技無効のサーフゴーは確定、カイリューに積まれて全抜きを防ぐためのヘイラッシャまでは直ぐに決まりました。

ここまてで相手のキノガッサ対策のポケモンとして考えられるHヌメルゴン、サーフゴー、草テラスポケモンを対策するためのポケモンを考えた際に地面技+氷技を高威力で打てるセグレイブに気づきました。しかも特性で鬼火や炎技を苦にしないので補完が意外にも取れていました。残り一枠は実績のある並びでハバタクカミでPTと完成しました。

 

個体解説

 

キノガッサ@気合の襷

特性 テクニシャン

テラス 草

136(4)-200(252+)-100-*-80-122(252)

茸の胞子/マッハパンチ/地均し/種マシンガン

 

キノガッサは今回メインの初手要員

行動方針は初手対面の多いパオジアンには「マッハパンチ」を選択

パオジアン側の行動として①そのまま突っ張、②胞子を防ぐための草テラス、③マッハパンチをすかすための霊テラスが考えられる。

①については基本的にお互い襷まで持っていくため2手目の不意打ち胞子択が生まれるが、勝てば儲けもの程度の考え

②は耐久無振りであればセグレイブの氷の礫で縛れている

③採用率としてポケモンホームによると約15%のため基本考慮しない。裏のポケモンで頑張る・・・(ほぼ負け)

他に妖テラスもいるがキノガッサに対して切ることはほぼないため無視

そのほかの初手ポケモンに対しては環境にHヌメルゴン・サーフゴーが多いため「地均し」を選択。上記ポケモンがHB特化でなければほぼ確定2発のため無償で1体持っていける。(特化でも低乱数)

ここまでいければ仕事としては十分。相手の後続次第ではもう少し暴れられる。

今大会でも初戦は2体持っていった。

他試合でも十分仕事できた。(ミラーは除く)

 

 

悪ウーラオス@黒い眼鏡

 

特性 不可視の拳

テラス 悪

176(4)-200(252+)-120-*-80-149(252)

 

暗黒強打/不意打ち/インファイト/蜻蛉返り

 

使用率の高い水ラオスは対策が多いため避けて、悪ラオスを採用相手も水ラオス前提で選出をしてくれるため通りが良い。また、大会参加を獲得した「第5回さざなみバトルマッチ」で水ラオスを使用したため、同様の型かもと警戒してもらえるかもと思った。(自意識過剰)

持ち物は当初「拘り鉢巻き」を採用していたが、打ち分けができた方がハバタクカミにも不意打ち択ができるため「黒い眼鏡」に変更。暗黒強打の威力が確保できるため拘り鉢巻きに誤認されるため、不意打ちが読まれ難い。(ファイナルではスカったが・・・)

また、今大会にはいなかったが、HB特化ヘイラッシャにもテラスを切れば低乱数2発と受けを許さない。

今大会では準決勝・ファイナルで見せ場を作ってくれた。

 

 

セグレイブ@突撃チョッキ

 

特性 熱交換

テラス 地面

219(228)-198(116+)-113(4)-*-110(28)-124(132)

 

氷柱張り/巨剣突撃/地震/氷の礫

 

調整はポケモンソルジャーAOさんが先月のシングル厨で使用したものを参考にさせてもらいました。

耐久

ハバタクカミC252拘り眼鏡ムーンフォース→地面テラスで確定2耐え

A調整

H252サーフゴー→地面テラス地震中乱数1発(56.25%)

H252ディンルー→氷柱張り(3回)高乱数2発(93.93%)

 

ガッサ+悪ラオスが弱い鬼火サイクル、初手のドラバ、イーユイ・ヒードラン・ハバタクカミに対面勝てる。

雑に炎技を打ってくる相手に特性で圧を掛けられる。鬼火を無効にできる(強い)

ハバタクカミに基本対面負けない(強い) カイリューにテラスを強要させる(強い)

また、ハバタクカミは最近は水ラオスやパオジアン意識で耐久調整されていることが多く、Sもミラーを意識で後続で出てくるパターンは最速の場合が多く、火力が昔ほどなく場合によってはハバタクカミを倒した上でさらに後続とも戦える。

テツノツツミにはタイプ相性上負けない(テラス切ったら負けます)

パオジアンの登場で環境から減ったが今回の構築ではパオジアンをキノガッサで機能を停止させるため、不意打ち1発分のダメージで自由に動ける。(ダメージ3~4割程度)

今大会では相手にテツノツツミがいなく雑にテラスを切っても問題なく、全試合仕事をした。ファイナルのハバタクカミ対面では自分の中では耐える自信もあり、実際に耐えてくれ、最後を盛り上げてくれた。

 

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性 古代活性

テラス 水

131(4)-*-93(140)-168(100)-157(12)-205(252+)

ムーンフォース/シャドーボール/甘える/痛み分け

 

耐久

特化水ラオス水流連打+アクジェ→水テラス込み確定耐え

特化ツツミ眼鏡ドロポン乱数1発(25%)

 

Sはミラー意識

 

基本的には選出しないが、ハバタクカミ+テツノツツミ入りには出てくる。

よくある技構成・調整だと思うが、自分の理解力が無いせいで余り使いこなせていない感じ。ランクマでも上記相手の場合は選出するが、活躍こそするもののしっくり来ていない。

今大会出番なし

 

ヘイラッシャ@食べ残し

特性 天然

テラス 妖

257(252)-120-183(252+)-*-86(4)-55

雪雪崩/寝言/眠る/地割れ

 

カイリューポケモン。セグレイブのせいおかげでランクマでも置物状態(ただの選出圧)セグカミラッシャでカイリュー・水ラオスを牽制しているだけの簡単重要な仕事をしている。コノヨザル入りには出すが只の地割れマンになっている。

上位を目指すなら何かを変えた方が良いかも。

今大会出番なし

 

サーフゴー@ゴツゴツメット

特性 黄金の体

テラス 水

193(244)-*-147(148+)-153-126(116)-104

電磁波/祟り目/自己再生/ゴールドラッシュ

 

耐久

臆病ツツミテラス眼鏡ドロポン乱数1発(37.5%)

特化水ラオステラス水流連打確定2耐え

 

ラオスを意識して調整したが、セグカミラッシャ+キノガッサが効いているのかランクマでも相手が出してこないので置物状態。受けループ相手にセグレイブの代わりに出す程度になっている。調整・持ち物含め変えるべきところ。

今大会出番なし

 

 

選出

基本選出

ガッサ+セグレ+悪ラオス

ランクマでも9割はこの選出

各個体説明に挙げたポケモンがいなければ何も考えず選択

 

 

きついポケモン

 

コノヨザル

キノガッサで初手荒らせないためヘイラッシャを出すが、地割れを打つしかないので自分にも相手にも申し訳なくなる。

 

悪ウーラオス(最速)

こちらの悪ラオスが準速のため何もできず負ける。

 

キラフロル

単体ではそこまで脅威ではないが構築に毒タイプがいないためじわじわ効いてくる

 

雨イダイトウ

丁寧に詰めていかないと簡単に捲られる

 

終わりに

大会でこそ苦手構築・ポケモンが奇跡的にいなかったためギリギリ勝つことができたが、より安定して勝つためにポケモンをよく知り、DLCで環境も変わるためもっと勉強していかなくてはならないと思う。目指せ最終3桁前半!!

第2回千重波祭に参加できるように楽しんでポケモンをやっていきたい。