はじめに
今回ふたポケchさんが主催する第2回ふたポケ杯「ジムリーダーPT大会」に参加するに当たり自分なりに環境の考察及び各PTの特徴をまとめてみた。(書きながら心の声が多少漏れています。予めご了承下さい。)
※各ポケモンの細かい努力値配分・技・持ち物等は記載していません。大会に向けて各 自考察をお願いします。
今回環境「使用可能PT」
タイプ相性で見た場合
(有利赤・不利青・等倍緑)
※アオキは普・飛で換算
カエデ(虫):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
コルサ(草):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
ナンジャモ(電):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
ハイダイ(水):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
アオキ(普飛):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
ライム(霊):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
リップ(超):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
グルーシャ(氷):カエデ コルサ ナンジャモ ハイダイ アオキ ライム リップ グルーシャ
攻撃側で見た場合アオキが全てのPT(ミラー含む)に等倍以上(ライムは飛の場合)取れる
次点でライムもアオキ以外には有利
またグルーシャもハイダイ以外には有利
逆にリップ・ハイダイはメインタイプで抜群を取れる相手がいない
防御側で見た場合ナンジャモ・グルーシャがミラー以外は等倍
次点でアオキがナンジャモ以外には等倍
また通常だと弱い虫タイプも今回の環境だとメインタイプに炎・岩がいないためアオキ・ライム以外には等倍以下になる(あくまでタイプ一致技が飛んで来ないだけ)
総合的に見た場合ライム・グルーシャ・アオキが良さげ
逆にリップ・ハイダイは不利な相手が他に比べて多い
第2タイプを考慮した場合(○は第2タイプなし、赤はエースポケモン)
カエデ:○・闘・鋼・悪・水・普
コルサ:闘・普・毒・○・○・岩
ナンジャモ:飛・○・○・○・○・霊
ハイダイ:飛・超・○・○・○・氷闘
アオキ:○・○・○・龍・闘・普飛
ライム:○・妖・地・悪・○・毒電
リップ:普・妖・○・闘・炎・妖
グルーシャ:妖・○・虫・○・悪・龍飛
上記の第2タイプを考慮すると全19タイプが揃うことになる。(意外によくできている)
ここから環境唯一のタイプをピックアップすると
カエデ:○・闘・鋼・悪・水・普
コルサ:闘・普・毒・○・○・岩
ナンジャモ:飛・○・○・○・○・霊
ハイダイ:飛・超・○・○・○・氷闘
アオキ:○・○・○・龍・闘・普飛
ライム:○・妖・地・悪・○・毒電
リップ:普・妖・○・闘・炎・妖
グルーシャ:妖・○・虫・○・悪・龍飛
上記のことからノーマルタイプは半減されなく(ライム除く)通りが良い
毒・超・電はタイプ上は無効にされない
但し今作はテラスタルがあるため、相性が逆転する場合があるので注意が必要(こんな注意書きは今更誰も求めてないw)
しかし防御側観点から今回は統一パを使用するため前述で述べた相性逆転テラスの多用が予想されるため一致テラス技は通常のランクマより発生しにくい環境だと思われる。(ここに繋がります。)
以上のことからはじめに述べたメインタイプ相性からは多少前後はするが、逆転するようなことはないと思われる。
各構築の種族値
カエデ:合計2773(平均462.167)最高リングマ ヘラクロス500、最低ワナイダー404
コルサ:合計2860(平均476.667)最高オリーヴァ アマージョ510、最低ウソッキー410
ナンジャモ:合計3033(平均505.5)最高エレキブル540、最低タイカイデン マルマイン490
ハイダイ:合計2851(475.167)最高オーダイル530、最低ウミトリオ425
アオキ:合計2974(平均495.667)最高ノココッチ520、最低ムクホーク485
ライム:合計2889(平均481.5)最高ストリンダー502、最低ジュペッタ455
リップ:合計3123(平均520.5)最高フラージェス552、最低クエスパトラ481
グルーシャ:合計3006(平均501)最高ハルクジラ521、最低モスノウ475
合計種族値で見た場合
リップ、グルーシャ、ナンジャモ、アオキ、ライム、ハイダイ、コルサ、カエデの順番
各構築最高種族値で見た場合
リップ、ナンジャモ、ハイダイ、グルーシャ、アオキ、コルサ、ライム、カエデの順番
各構築最低種族値で見た場合
ナンジャモ、アオキ、リップ、グルーシャ、ライム、ハイダイ、コルサ、カエデの順番
総合的に見た場合
アオキが1番種族値で差少なくバランスが良く、リップ、グルーシャの最低の種族値のクエスパトラ、モスノウは特性を考慮すると種族値以上の性能がある。
逆に、コルサ、カエデ、ハイダイは構築の平均種族値は弱いと言える
環境の素早さライン「名前+種族値+(実数値)」
種族値100以上
マルマイン150(222)、タイカイデン125(194)、マニューラ125、ウミトリオ120、ケンタロス110、Aキュウコン109、ムウマージ105、クエスパトラ105、マフォクシー104、ムクホーク100の10体
種族値99~90
ミミッキュ96、エレキブル95、エクスレッグ92、ドレディア90、カラミンゴ90の5体
最速マルマインを抜けるスカーフラインは上記15体(最速)、準速100族以上10体に加え最速ヘラクロス85(225)のみとなる。(準速ミミッキュは同速)
特性葉緑素・雪かき・すいすい・砂かきを含めるとドレディア90(312)、ハルクジラ73(274)、ハカドッグ68(264)、ツンベアー80(224)、ラフレシア80(224)の4体のみとなる。
※マルマイン 最速スカーフ333、準速スカーフ303
125族 最速スカーフ291、準速スカーフ125族265
ウミトリオ 最速スカーフ283、準速スカーフ258
追い風を覚えられるポケモン
ナンジャモ:タイカイデン
ハイダイ:ペリッパー
グルーシャ:チルタリス、モスノウ
この中で特に注意したいのはオーダイル78(143→286)〈すいすいイダイトウと同速〉
始動役のペリッパーの雨降らしのおかげで水技の火力がやばい
ナンジャモ:ムウマージ
リップ:リキキリン、サーナイト、エルレイド、マフォクシー、クエスパトラ
トリックルーム下での素早さライン
ウソッキー30、ワナイダー35、ミカルゲ35、オリーヴァ39、フォレトス40、オニシズグモ42、ケケンカニ43、ハラバリー45、ラフレシア50、ツンベアー50、リングマ55、ゴルーグ55、ノココッチ55、ブロスター59、リキキリン60、ジュペッタ65、ペッリパー65、パヒュートン65
構築でトリックルームを使う場合
ナンジャモ:ハラバリー45
リップ:リキキリン60
特にトリル下でゴルーグを使う場合は最遅(54)にしかならず無振ウソッキー(50)、無振ミカルゲ・ワナイダー(55)になるので要注意(鈍足多すぎ問題)
環境の火力・耐久指数
種族値で見る物理火力(攻撃に補正の掛かる特性は記載)
1.ケケンカニ(132) 「鉄の拳」
2.リングマ(130) 「根性」
2.キノガッサ(130) 「テクニシャン」
2.ツンベアー(130)
5.ヘラクロス(125) 「根性/自信過剰」
5.エルレイド(125) 「切れ味」
7.ゴルーグ(124) 「鉄の拳」
8.エレキブル(123)
9.レントラー(120) 「根性」
9.ムクホーク(120) 「捨て身」
9.マニューラ(120)
9.アマージョ(120)
13.カラミンゴ(115)
13.ジュペッタ(115)
15.ハルクジラ(113) 「力ずく」
16.オーダイル(105) 「激流/力ずく」
17.ミガルーサ(102) 「切れ味」
17.エクスレッグ(102) 「虫の知らせ/色眼鏡」
19.ハカドッグ(101)
20.ケンタロス(100) 「怒りのつぼ/力ずく」
20.ノココッチ(100)
20.ウミトリオ(100)
20.ウソッキー(100)
以降攻撃種族値100未満
攻撃種族値100以上は環境47体のうち23体と半数が物理火力に寄っていることがわかる。その中でも特性で火力が補正されるのは13体と耐久調整をする際はこの辺りを意識したい。
種族値で見る特殊火力(攻撃に補正の掛かる特性は記載)
1.オリーヴァ(125) 「零れ種」
1.モスノウ(125)
1.サーナイト(125)
4.ブロスター(120) 「メガランチャー」
5.ストリンダー(114) 「パンクロック/テクニシャン」
6.フラージェス(112)
7.ラフレシア(110)
7.ドレディア(110)
9.タイカイデン(105) 「勝気」
9.ムウマージ(105)
11.マフォクシー(104) 「猛火」
12.ハラバリー(103) 「電気に変える」
以降特殊攻撃種族値100未満
特殊攻撃種族値100以上は12体と物理攻撃の半分になる。その中でも特性で火力に補正がかかるのは6体(内3体は発動タイミングが限定的)と半分になる。
種族値で見る物理耐久値(特性で補正が掛かるものは記載)
HB特化想定(数値はポケ徹耐久調整ツールから算出)
※参考値HBポリゴン2(44928)・HBキョジオーン(41400)・H252暁ガチグマ(34100)・HBガブリアス(34615)
1.ハルクジラ 70912(厚い脂肪発動時)
2.ハカドッグ 59786(もふもふ発動時)
3.パフュートン♀ 44400(厚い脂肪発動時)
4.ケンタロス 43862(威嚇込み)
5.リングマ 40976(輝石)
6.レントラー 40932(威嚇込み)
7.ムクホーク 38592(威嚇込み)
8.フォレトス 38402
9.Aキュウコン 37440(天候雪状態時)
10.ハラバリー 33912
11.ノココッチ 33640
12.ウソッキー 32391
13.オーダイル 32064
14.パフュートン♀ 31524
15.リキキリン 30418
以降指数30000未満のため省略
以上のポケモンが物理受けとして候補が上がるが、グルーシャ構築は雪で物理耐久1.5倍になるので一番物理耐久の低いモスノウですらウソッキーとほぼ同じ耐久指数になる。
ちなみに一番物理耐久が低いのはウミディグダの15904になる。
種族値で見る特殊耐久値(特性で補正が掛かるものは記載)
HD特化想定(数値はポケ徹耐久調整ツールから算出)
※参考値HDポリゴン(46272)・HDキョジオーン(32292)・H252チョッキ暁ガチグマ(28380)
1.パフュートン♀ 69294(厚い脂肪発動時)
2.ハルクジラ 64818(厚い脂肪発動時)
3.モスノウ 55224(氷の鱗粉)
4.フラージェス 41810
5.リングマ 40976(輝石)
6.オニシズクモ 35350
7.パフュートン♀ 34632
8.オリーヴァ 32745
9.ハルクジラ 32409
10.サーナイト 32025
11.ハラバリー 31968
12.チルタリス 31304
13.リキキリン 30418
14.マフォクシー 30394
15.ヘラクロス 30107
16.キュウコン 30060
17.エルレイド 30060
以降指数30000未満のため省略
以上のポケモンが特殊受けとして候補が上がるが、突撃チョッキで特殊耐久1.5倍になるので、どの構築でも特殊受けを作ることは可能である。
ちなみに一番特殊耐久が低いのはウミディグダの19028になる。
環境の火力・耐久力実践
上記のポケモンで実際に対面した場合どのような結果になるのか計算をしてみる。
※計算はA特化及び耐久特化で計算(一部条件変更ある場合は記載)
1.ケケンカニ
鉄の拳ドンチ→威嚇ケンタロス 乱数2発69.14% (46.2~56.1%)
威嚇耐久無振り 確定2発 (80.0~96.0%)
地震→ハラバリー 乱数2発38.67% (45.4~53.8%)
耐久無振り 確定2発 (75.0~89.2%)
2.エルレイド
切れ味聖剣→威嚇ケンタロス 確定2発 (67.1~80.3%)
威嚇耐久無振り 確定1発 (113.4~136.0%)
ハラバリー 乱数2発12.89% (43.6~51.9%)
耐久無振り 確定2発(72.3~85.4%)
3.モスノウ
冷凍B→厚い脂肪パフュートン♀ 乱数6発(14.9~17.5%)
オリーヴァ 確定2発(61.7~72.5%)
H252振りオリーヴァ 確定2発(82.2~98.4%)
4.ストリンダー
パンクロックオーバードライブ→オニシズクモ 確定2発(61.8~73.2%)
耐久無振りオニシズクモ 乱数1発93.75%(98.0~117.5%)
パンクロック爆音波→耐久無振りAキュウコン 確定2発(70.3~83.2%)
物理方面は火力に補正の掛かる特性が多いため、一致弱点を突くことが出来れば防御側が持ち物で補正をかけることが難しいため(半減実を除く)確定2発以上をとることができる。逆に言えば不一致弱点や高火力等倍、持ち物・特性補正がなければ、ある程度耐久値の高いポケモンを乱数2発以上にすることすら怪しい。
特殊方面は火力に補正のかかる補正が少ないことに加えて物理に比べて使いやすい高火力技を覚えるポケモンが少ない事、突撃チョッキで簡単に対策される等、能力上昇が無ければ一致弱点でも耐久の高いポケモンは確定2発も難しくなる可能性がある。また突撃チョッキを持たせて無理やり耐えてくるポケモンが増殖するだろう。特殊アタッカーに関してはいつも以上に相手の耐久面を意識する必要がある。(個人的なイメージとしてはテツノツツミ「C124族」にドロポンがない様なもの)
以上のことから物理方面は等倍でゴリ押すことは難しく、特殊方面は環境の耐久調整がわかない分調整が難航する。現行のランクマを見れば物理・特殊共に雑に扱っても等倍でゴリ押すことができるか、高耐久のポケモンしか環境にいないことを考えるとポケモンの相性・テラスタル・持ち物・調整をより考える必要のあるトレーナーの実力の試される環境だといえる。
挑発・アンコール・強制交代技・黒霧・壁・壁破壊を覚えるポケモン
通常環境より積み展開になることが予想されるため事前知識として頭に入れておくべきであり、知らないと負けに直結する可能性がある。(抜けが有ったらすいません)
挑発
カエデ:ワナイダー、エクスレッグ
ハイダイ:
アオキ:カラミンゴ
アンコール
カエデ:
コルサ:ドレディア、オリーヴァ
ナンジャモ:
ハイダイ:
アオキ:
ライム:ジュペッタ、ストリンダー
強制交代技
カエデ:ワナイダー(巴投)
コルサ:
ナンジャモ:レントラー(吠える)
ハイダイ:オーダイル(吠える)
アオキ:チルタリス(吠える)、ムクホーク(飛ばし)、ノココッチ(ドラテ)
ライム:ハカドッグ(吠える)
リップ:リキキリン(吠える)
グルーシャ:Aキュウコン(吠える)、チルタリス(吠える)、ツンベアー(吠える)
黒霧
カエデ:
コルサ:
ナンジャモ:
ハイダイ:
アオキ:チルタリス
ライム:
リップ:
グルーシャ:チルタリス
壁
カエデ:フォレトス(両壁)、オニシズグモ(リフ)
コルサ:ドレディア(光)、アマージョ(両壁)、オリーヴァ(両壁)
ナンジャモ:マルマイン(光)、エレキブル(両壁)、ハラバリー(両壁)
ハイダイ:
アオキ:
リップ:サーナイト(両壁)、エルレイド(両壁)、マフォクシー(両壁)、フラージェス
(光)、クエスパトラ(両壁)、リキキリン(両壁)
グルーシャ:Aキュウコン(ベール)、モスノウ(両壁・ベール)
壁破壊
カエデ:ヘラクロス(瓦)、ワナイダー(瓦)、エクスレッグ(瓦)
ライム:ゴルーグ(瓦)、ストリンダー(瓦)
リップ:エルレイド(瓦)、リキキリン(超牙)
グルーシャ:チルタリス(霧払)、マニューラ(瓦)、ツンベアー(瓦)、モスノウ(霧払)
上述からライム・リップは補助技豊富で、壁展開はハイダイ・アオキ以外は両壁を張れることになる。(使うかは別問題) また、ハイダイ・アオキは補助技を防ぐことは難しく、壁・積み技の対策枠が他の構築より重めに見る必要がある。
種族値と環境特性で見る各構築の特徴
カエデ
ワナイダー:60-72-92-52-86-35
ヘラクロス:80-125-75-40-95-85
フォレトス:75-90-140-60-60-40
エクスレッグ:71-102-78-52-55-92
オニシズクモ:68-70-92-50-132-42
リングマ:90-130-75-75-75-55
全体的に素早さが遅く、最も速いのはエクスレッグの92族であるが、虫ポケモンの最強サポート技ねばねばネットで相手の素早さを下げることができるれば、逆に上から攻撃することができる。
その他の特徴として物理アタッカーは豊富で、明確な物理・特殊受けができるポケモンが揃っている。
また特攻が一番高いのがリングマの75になるので、特殊アタッカーはいない構築だとわかる。(なんで蝶舞できるポケモンがいないんだよ)
以上のことから特殊アタッカーがいないことを除けば、サポート・アタッカー・クッションと揃っている比較的バランスの良い構築になる。
構築の弱点としてはねばねばネットを展開できなければ素早さ勝負に基本勝てなくなるため、エースポケモン同士のダメージレースに勝てない場合がある。物理アタッカーしかいないので物理受けを突破し難い。また構築難度は高い部類に入るので、他構築・ポケモンをよく考察する必要がある。
コルサ
キノガッサ:60-130-80-60-60-70
オリーヴァ:78-69-90-125-109-39
ラフレシア:75-80-85-110-90-50
アマージョ:72-120-98-50-98-72
ドレディア:70-60-75-110-75-90
ウソッキー:70-100-115-30-65-30
カエデと同様全体的に素早さが遅いが、葉緑素ドレディアを展開できれば環境最速の個体になる。また、物理・特殊アタッカーのバランスが良く、明確な物理・特殊受けもいる。サポート技も草タイプは多いので構築のバランスは良い。
構築の弱点としては素早さが遅いため上から高火力で殴られると何もできず負ける可能性がある。全体的な耐久指数はコルサよりも低い。葉緑素ドレディアを使う際は、晴れ展開を止められた時、相手に先に展開された時のパワー不足感が否めない。また環境的に弱点も多いので考察力が試される構築である。
ナンジャモ
タイカイデン:70-70-60-105-60-125
マルマイン:60-50-70-80-80-150
ハラバリー:109-64-91-103-83-45
レントラー:80-120-79-95-79-70
エレキブル:75-123-67-95-85-95
ムウマージ:60-60-60-105-105-105
今環境最速のマルマインをはじめ速い特殊ポケモンが多く、物理ポケモンは中速といった構築。攻撃面はマルマインを除けば物理・特殊共に高水準で高速・中速アタッカーが多い。逆に耐久面はハラバリーを除けば、他構築に比べて柔らかいポケモンが多く特性・持ち物・努力値配分で補う必要がある。対面よりサイクルが多くなりそうな構築。
構築の弱点として攻撃種族値は優秀だが、単タイプが多くタイプ一致での弱点が突き難い。耐久値が他構築よりも低いため、相手の積み技や上から殴られるようになると割と簡単に負けそうである。
また、前述した通り対面で勝つには火力が足らない可能性があるので、サイクル戦の練度・積み展開の見極めが必要な構築である。
ハイダイ
ペリッパー:60-50-100-95-70-65
ミガルーサ:90-102-73-78-65-70
オーダイル:85-105-100-79-83-78
ウミディグダ:35-100-50-50-70-120
ブロスター:71-73-88-120-89-59
ケケンカニ:97-132-77-62-67-43
中速・鈍足アタッカーしかおらず、水統一の最もメジャーな展開特性すいすいがいないちょっと残念な構築。しかしペリッパーの雨降らしによる水技の威力上昇やエースの全抜き性能は全構築一番(脳筋構築)。そのためサイクル構築よりも対面構築なる。
構築の弱点として各々の役割が明確で持ち物を含めて相手に読まれやすい。また、水技で相手の弱点をほぼ突くことができず、タイプ受けされやすい。また相手の積み展開を防ぐ手段がほぼ無く、先に展開されると逆転は難しい。受けて勝つというよりとにかく殴ることを念頭に置いた脳筋構築。
アオキ
パフュートン♀:115-90-70-59-90-65
ケンタロス:75-100-95-40-70-110
ノココッチ:125-100-80-85-75-55
チルタリス:75-70-90-70-105-80
カラミンゴ:82-115-74-75-64-90
ムクホーク:85-120-70-50-60-100
アオキ同様火力・耐久共に一見平凡だが、環境的には高水準な構築。但しカエデ同様特殊アタッカーはいない。環境的に普タイプが攻撃が半減され難く、攻撃・変化技共に豊富なため一番型が読まれ難い。一発の火力も出せるが、継戦能力が高いことに注目。
構築の弱点として絶対的なエースポケモンがいないため相手の型を読み間違えた場合、一発逆転を狙うパワーは余り無い。そのため勝てる構築・負ける構築が明確に出る。環境考察力が最も必要な構築である。
ライム
ジュペッタ:64-115-65-83-63-65
ミミッキュ:55-90-80-50-105-96
ゴルーグ:89-124-80-55-80-55
ミカルゲ:50-92-108-92-108-35
ハカドッグ:72-101-100-50-97-68
ストリンダー:75-98-70-114-70-75
火力よりも耐久に寄ったポケモンが多い構築だが、火力が無いわけではない。素早さは中速以下だが、トリックルームや砂かきで簡単にひっくり返る。霊タイプ特有の自分より相手にかける変化技も現行ランクマと違いほぼ通る。変化技・攻撃技どちらを主に置くかでタイプが変わるテクニカルな構築。
構築の弱点として、挑発やアンコールで変化技を制限されると展開が難しくなる。また、昨年の公式大会「トリックマジック」やランクマでゴルーグを除く5体は強い型の考察・努力値配分・技などがある程度知られているため、他の構築に比べて型バレが発生しやすい。霊タイプらしくテラスタルを含め相手の意表をついて勝ちを拾う構築である。
リップ
リキキリン:120-90-70-110-70-60
サーナイト:68-65-65-125-115-80
クエスパトラ:95-60-60-101-60-105
エルレイド:68-125-65-65-115-80
マフォクシー:75-69-72-114-100-104
フラージェス:75-65-68-112-154-75
特殊メインの構築だが、物理もエルレイドのおかげで安定して高火力を出すことができる。耐久面は物理に不安があるものの、壁や変化技で抗っていける性能がある。環境に悪・鋼タイプがほぼいないため通りが良いのが追い風。また、クエスパトラの特性加速からの自分や他ポケモンの全抜き性能は対策必須。
構築の弱点として物理耐久の乏しさがある。壁で補強できるといっても全員対策を用意しているので長続きはしない。また、全抜き性能を整えても不意の悪テラスが飛んでくる可能性がある。相手のテラスタルを読むの力が必要になる。現行のランクマとは違い、四災・強い霊タイプがいない超タイプが気分よく使いやすく、強い構築である。
グルーシャ
Aキュウコン:73-67-75-81-100-109
ツンベアー:95-130-80-70-80-50
モスノウ:70-65-60-125-90-65
ハルクジラ:170-113-65-45-55-73
マニューラ:70-120-65-45-85-120
チルタリス:75-70-90-70-105-80
最も対策される強構築。雪による物理防御上昇に加えオーロラベールによる両壁展開、物理・特殊共に積み展開・雪かきによる素早さ上昇による全抜き性能等できることが全部強い。対策なしでは絶対に勝てないのでこの構築を意識して構築を組むことになる。
構築の弱点として要であるAキュウコンが何もできないと構築性能が1段落ちる。また、Aキュウコンにテラスタルを切らせれば氷タイプは受けのタイプとしては弱いため、どの構築でも勝ち筋が見えてくる。型が豊富で誰が使っても雑に強いが、最もメタが張られるため、環境47体の性能を把握していなければならない構築かもしれない。
まとめ
以上のことから個人的な環境考察はグルーシャ・リップを中心に環境が周り、他構築がいかに自分の強み押し付けられるかの勝負になる。全構築の考察は必須だが、最低でもグルーシャ・リップ・自分の構築の考察は必要である。
普段使わないマイナーポケモンを考察・使用することで現行のランクマの環境がいかに火力がインフレしているかよくわかる。かくゆう私もこの記事を書きながら、四災・パラドックス・ガチグマ等がパルデアが戦闘民族といわれるのがよくわかる。
使用サイト
ポケ徹様
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